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ホイールを知る(乗用車用)
ホイールの基礎知識
サイズと表示
ホイールのサイズはどのように表示されますか
ホイールサイズはリム径、リム幅、インセットについてディスク裏面(取り付け面側)に表示しています。
オフセットの名称変更について
2008年7月11日より、従来からの「オフセット」の名称が変更されました。
これまでのプラスオフセットは「インセット」、 ゼロオフセットは「ゼロセット」、マイナスオフセットは「アウトセット」と3つの名称になります。
ホイールカタログに記載されているM00Aは何を表していますか
M00Aは4孔 P.C.D.100と4孔 P.C.D.114.3の2種類を共用できる取り付け孔(マルチ P.C.D.)仕様の略号です。
マルチP.C.D.品は同一ホイールに2〜3種の孔数とP.C.D.を加工することで、複数車両に共用できるようにしたものです。
マルチP.C.D.について
- マルチは、「複数」の意。車によって孔数またはP.C.D.が異なれば、別のホイールが必要ですが、マルチP.C.D.品は、同一ホイールに2〜3種の孔数、P.C.D.を加工することで、共有できるようにしたものです。
例)
M00A:4-100と4-114.3を共用
M00Y:4-100と5-100を共用
尚、マルチP.C.D.品をブリヂストンでは下表の様に表示しております。 - マルチP.C.D.製品にて、三菱車の一部に取り付けられているリベットを逃がす加工を施した製品は、サイズ表示のHOLE欄に
表示をしております。
共有サイズ | 現品の 総孔数 |
|||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
孔数 | 4孔 | 5孔 | ||||||
P.C.D. | 100 | 107.95 | 110 | 114.3 | 100 | 107.95 | 114.3 | |
M00A | ○ | ○ | 8孔 | |||||
M00B | ○ | ○ | ○ | 12孔 | ||||
M00C | ○ | ○ | 10孔 | |||||
M00G | ○ | ○ | 8孔 | |||||
M00P | ○ | ○ | 8孔 | |||||
M00Q | ○ | ○ | 8孔 | |||||
M00V | ○ | ○ | 10孔 | |||||
M00Y | ○ | ○ | 8孔 | |||||
M00Z | ○ | ○ | 8孔 |
JWL、JWL-Tの表示は何ですか
JWLは国土交通省通達「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」に定められた試験を製造者自らの責任に於いて行い、適合したホイールに表示されるものです。
同様にトラック・バス用軽合金ホイールに適合される表示記号がJWL-Tです。 尚、JWL/JWL-T非表示品は車検不適合となります。
ブリヂストンのホイールの表示は、下記の3種類に区分されます。
(1)JWL、VIAの2つの表示
(2)JWL(JWL-T)、VIAの3つの表示
名 称 | 乗用車軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1973年12月〜) |
トラックおよびバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1980年9月〜) |
品質検査合格マーク (1980年9月〜) |
---|---|---|---|
マーク | ![]() |
![]() |
![]() |
説 明 | この基準は乗用車(乗用定員11人以上の自動車、二輪自動車及び側車付き二輪自動車を除く)用軽合金ホイールに適用されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWLのマークが表示されます。 | この基準はトラック・バス用軽合金ホイールに適用されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWL-Tのマークが表示されます。 | JWL・JWL-T基準に定める適合商品であるか否かを第三者公的機関の「日本車輌検査協議」に試験委託し、品質・強度確認試験に合格したものについてはVIA登録No.が与えられマークが表示されます。 |
管轄省庁 | 国土交通省 | 経済産業省 | |
直接担当の 機関名 |
なし(自社認定) | 自動車用軽合金製ホイール 試験協議会 |
|
車検時の 合否 |
ホイール現品にJWL(JWL-T)表示がないと不合格 | VIA表示はなくても可 |
VIAとは何ですか
「自動車用軽合金製ホイール試験協議会」が、第三者公的機関の「日本車両検査協会」に委託した試験に合格し、登録されたホイールに付与するマークです。
ブリヂストンのホイールの表示は、下記の3種類に区分されます。
(1)JWL、VIAの2つの表示
(2)JWL(JWL-T)、VIAの3つの表示
名 称 | 乗用車軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1973年12月〜) |
トラックおよびバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1980年9月〜) |
品質検査合格マーク (1980年9月〜) |
---|---|---|---|
マーク | ![]() |
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![]() |
説 明 | この基準は乗用車(乗用定員11人以上の自動車、二輪自動車及び側車付き二輪自動車を除く)用軽合金ホイールに適用されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWLのマークが表示されます。 | この基準はトラック・バス用軽合金ホイールに適用されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWL-Tのマークが表示されます。 | JWL・JWL-T基準に定める適合商品であるか否かを第三者公的機関の「日本車輌検査協議」に試験委託し、品質・強度確認試験に合格したものについてはVIA登録No.が与えられマークが表示されます。 |
管轄省庁 | 国土交通省 | 経済産業省 | |
直接担当の 機関名 |
なし(自社認定) | 自動車用軽合金製ホイール 試験協議会 |
|
車検時の 合否 |
ホイール現品にJWL(JWL-T)表示がないと不合格 | VIA表示はなくても可 |
ホイールの製造方法
アルミホイールにはどの様な製法がありますか
アルミホイールの製造方法には、金型に溶かしたアルミを入れて成形する「鋳造方法」と、アルミ合金素材を加熱し、金型に入れて高圧プレスにより成形する「鍛造方法」及び、ディスク部とリム部を鋳造で製造し、リム部をスピニングにて伸ばし成形する「鋳造リムスピニング製法」があります。
ホイールを正しく使用するために
ホイール選定時
ホイール選定時、何を確認すればいいですか
車両の取り付けボルト数、P.C.D.とホイールの取り付け孔数、P.C.D.が一致していること及び車両に対してホイールのリム径、リム巾、インセットが適合する必要があります。また、ホイールの形状により装着出来ない場合がございますので、個別商品の車両への装着可否は、ブリヂストンの特約店にご相談下さい。
車体からのはみ出しは法令違反
フェンダー側面からのタイヤ・ホイール本体及びCAPのはみ出しは「道路運送車両法」の保安基準違反となります。
事前に装着ホイール、タイヤの適合を検討してください。
車体からのはみ出し判定基準
- 下図のように車体(フェンダーなど)の斜線部分(A、B、Cの範囲)から、タイヤ、ホイール(含むキャップ)などが、突出していない場合は、はみ出しとならない。
- 車検などにおいて、車体からタイヤ、ホイールなど、はみ出しの疑いがある場合、下図の判定基準が適用されます。
使用ナット
車両に取り付ける時のナットはどの様なナットを使えばいいですか
ブリヂストンのホイールに使用する取り付けナットあるいは取り付けボルトは別売りのブリヂストンのナット及びボルトをご使用下さい。ホイール付属の取り付けナットあるいは取り付けボルトがある場合はそれを使用して下さい。また、一部のホイールでは車両メーカー純正の平座ナットを使用するタイプもございますので、詳細はブリヂストンの特約店にご相談下さい。
ホイールのタイヤバルブ交換時期と使用バルブ
タイヤバルブを交換する時はどのタイプのバルブを使用したらいいですか
タイヤバルブ交換はタイヤ交換時に、交換前と同一タイプの専用バルブを使用下さい。異なるタイプのバルブを使用しますと、ホイールと寸法・形状が適合しなく、バルブ孔等から空気が洩れる恐れが有ります。
ホイールのお手入れ・保管方法
ホイールの手入れ方法
ホイールの手入れはどうすればいいですか
■マット(つや消し)塗装仕様アルミホイールの場合
- マット(つや消し)塗装仕様ホイールを洗浄される場合は、手作業による水洗いを推奨します。洗車機のご使用は塗装面につやが生じる場合がありますので避けてください。
なお、洗浄方法につきましては、多量の水とやわらかい布などで水分を充分にふき取って乾燥させてください。 - 市販のホイールクリーナーの中には塗装面につやを生じさせるものがありますので、注意してください。
- 研摩剤、コンパウンドなどを含んだクリーナー、ワックス、洗剤などは塗装面につやを生じさせる可能性がありますので、ご使用は避けてください。
- 油脂、グリス等が塗装面に付着しますと、部分的なつやが生じる可能性がありますので、付着しないよう注意してください。
■マット(つや消し)塗装仕様以外のアルミホイールの場合
- アルミホイールは塩分や土等が付着すると腐食しやすいので、海辺や雪路及び悪路等走行後は十分水洗いした後、柔らかい布等で水滴を残さず拭き取ってください。
なお、市販のホイールクリーナー、ワックス等の中には、変色や塗装の剥離、ひび割れ等を発生させる恐れのあるものがありますので、説明書をよく読んで使用可否を判断してください。 - 洗車機(スチーム洗浄、高圧洗浄を含む)の使用は、ホイールに傷・変色が発生する恐れがあります。お手入れは柔らかい布等を用いて、なるべく手作業で行ってください。
なお、ホイールの角で手を切らないよう、注意して作業を行ってください。
ホイールの保管方法
ホイールの保管方法はどうすればいいですか
アルミホイールの保管は、綺麗に洗浄、乾燥させた後、直射日光、雨及び水、油類や高温・多湿の所を避けて保管して下さい。
その他
修理・加工
縁石等に当てた変形・亀裂は修理・加工ができますか
変形や亀裂を生じたホイールの修理・加工は、強度の低下や変形等による性能悪化の恐れがありますので、絶対に行わないで下さい。
キャップ購入方法
ホイールキャップの購入はできますか
ブリヂストン特約店にて1個からご購入いただけます。お近くのブリヂストン特約店にご相談下さい。(販売終了したホイールのキャップにつきましては在庫限りの販売とさせて頂いております。)